虫歯治療・歯周病治療

「冷たいもので歯がしみる」「朝起きると口の中がねばつく」。こうしたお口の悩みを日常的に感じているものの、放置している方は多いかもしれません。実はこのような症状がある場合、虫歯や歯周病の可能性があります。

「歯医者は痛いから怖い…」と、治療を後回しにするのはやめましょう。放置すればするほど虫歯と歯周病は進行し、今以上の痛みで辛い思いをされるかもしれません。

南草津の歯医者「南草津こども・おとな歯科」では、患者さまの負担を減らすために、痛みや歯へのダメージが少ない虫歯治療・歯周病治療を心がけています。当院はJR南草津駅から徒歩4分、土日も診療しています。

虫歯治療

その気になる症状、虫歯かもしれません

  • 最近、歯に黒ずみができた
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • フロスが引っかかる、切れる
  • 噛んだとき歯に痛みがある

このような症状がある場合は虫歯かもしれません。

進行具合ごとの虫歯治療の違い

自然治癒の働きで治るのはごく初期の虫歯だけです。進行して痛みなどの症状が出ている場合は、治療によって虫歯菌に感染している歯質を削り、修復しなければなりません。

表面の虫歯の場合

表面の虫歯の場合

虫歯がまだそれほど進行していなければ、虫歯部分を削りコンポジットレジン(歯科用プラスチック)を詰める治療を行います。治療後は研磨して噛み合わせを整えます。このケースなら通常1回の治療で完了します。

虫歯が広がっている場合

虫歯が広がっている場合

虫歯の感染範囲が広がり内部まで進行している場合、初回のご来院時に虫歯を削った後に型採りをして、仮の詰め物や被せ物をします。

2回目のご来院時には詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)ができ上がりますので、調整・装着を行います。保険診療での詰め物・被せ物には金属を使用しますが、歯の色に近く目立たないセラミック製の詰め物・被せ物(保険適用外)もございますのでご相談ください。このケースでは通常2回の治療が必要です。

虫歯が神経まで達している場合

虫歯が神経まで達している場合

虫歯を放置し続けると歯の内部の神経にまで到達し、何もしなくても痛みを生じるようになります。神経には治癒能力が無いため、感染した部分は取り除かなくてはいけません。虫歯部分を削り神経を取り除いた後に消毒し、被せ物によって封鎖を行います。

このケースでは、感染源を完全に取り除いた上で徹底的に清掃・消毒を行わなければいけません。そのため複数回の治療が必要になります。

できるだけ痛みのない虫歯治療を

「歯の治療は痛い」というイメージが強く、不安を感じている患者さまもたくさんいます。当院では無痛治療の取り組みを行い、患者さまが安心して通院できるよう、負担や不安の軽減を心がけています。

表面麻酔で注射の痛みを軽減

麻酔注射の前に歯ぐきの表面へ麻酔薬を塗布します。歯ぐきが麻痺するので麻酔針が刺さる瞬間の、“チクッ”とした痛みを大幅に軽減できます。

電動麻酔で注入時の痛みを軽減

注射は針を刺す瞬間だけでなく、薬剤注入時にも痛みを感じます。電動麻酔器は薬剤注入の速度・圧力が一定に保たれるため、痛みを感じにくくなります。

極細の針で痛みを軽減

注射針は太ければ太いほど痛みも強くなります。そこで当院では麻酔針に極細のものを使用し、注射時の刺激や痛みをできる限り抑えます。

薬剤を温めて痛みを軽減

薬剤が体温より低いとそれが刺激となり痛みを感じます。当院では麻酔薬をあらかじめ体温に近い温度まで温め、痛みをなるべく抑えています。

歯周病治療

こんな症状があれば歯周病かもしれません

歯周病は症状に現れにくく徐々に進行していきます。下記の項目が多く当てはまる方は、歯周病が進行しているかもしれません。歯医者でチェックすることをおすすめします。

  • 起床時に口内のネバつきが気になる
  • 歯磨きすると出血することが多い
  • 口臭がきつくて悩んでいる
  • 歯ぐきが腫れて赤みがある(健康な歯ぐきの色はピンクで引き締まっている)
  • 歯ぐきに痛みやむずがゆさを感じる
  • 以前より歯が長くなってきた
  • 前歯が出っ歯になってきた気がする
  • 歯と歯の間に隙間ができて食べ物がよく挟まる

歯周病治療の進行

歯周病には4つの段階があり、それぞれの段階を適切に判断しそれに応じた処置を行うことが大切です。歯周病は自覚症状がなく、気づかないうちに進行していることが多いため、少しでも違和感があればお気軽に相談してください。

歯周病治療の進行

歯周病治療の流れ

  • ブラッシング指導 ブラッシング指導
  • PMTC PMTC
  • スケーリング スケーリング
  • SPR SPR

歯周病治療ではまず検査を行います。歯周ポケットの状態やプラーク(歯垢)の残り方、歯ぐきの出血有無などから歯周病の状態を確認します。

プラークの除去とコントロールが歯周病治療の基本です。まずはしっかりとプラークを除去した上でスケーリング(歯石除去)を行い、歯ブラシが届きにくく磨きにくい細部の汚れも除去します。また、継続して患者さまにブラッシング指導を行います。

歯周病治療の流れ

期間をあけ、再度歯周病検査を行い、歯周病が改善されたかを確認。改善が不十分な場合はルートプレーニング(歯周ポケット内の歯石除去)を実施します。

さらに期間をあけ歯周病検査を行い、改善がみられない場合は歯周外科治療を行います。歯ぐきの切開後、歯根表面を直接清掃し歯石などを除去。歯根表面を清浄で滑らかな状態にして炎症を抑えます。

歯周病は再発しやすい病気です。歯周病治療が完了した後も定期メインテナンスやチェックを行い、必要があれば専門器具を用いたクリーニングを行っていきます。

歯周病で失われた組織を「エムドゲイン」で再生

歯周病で失われた組織を「エムドゲイン」で再生

「エムドゲイン」は、歯周病進行によって溶かされた顎の骨や歯根膜などの歯周組織を再生・増強させる再生治療です。歯根面から離れていた歯ぐきが密着し引き締まるため、審美的な面でも効果的な治療です。

歯周病とインプラントの関係

歯周病とインプラントの関係

歯周病の進行により歯が抜けてしまった場合、歯の機能を補うためにも入れ歯治療やインプラント治療が必要です。

「インプラントにすれば虫歯や歯周病の心配はない」と思われがちです。しかし実は、歯周病はインプラントに大きく影響を与えます。インプラントを入れる土台となるのは歯周組織です。そのため、インプラント治療後に歯周病ケアを怠ってしまうと、インプラント周囲炎によりインプラントが抜けてしまうかもしれません。

また、顎の骨の状態が良いほどインプラントを入れやすくなります。そのため、歯周病治療をしっかり行い、歯周組織を整えてからインプラント治療を行うことが大切です。